2025年03月17日
農道
おはよう!今日の名歌と名句
※日本農業新聞2025.03.17第一面より引用掲載させていただきました。
ぬくやかに背筋を日光(ひかげ)ほぐしゆく一本の道野に通りをり 浜田到『架橋』

春の日ざしが背中に降りそそぐ。暖かさを通り越して、もう暑いくらいだ。道を歩いてゆくとじっとりと背が汗ばんでくる。
この歌の作者浜田到は1918年生まれ。形而上学的な思考を現代短歌に導入し、硬質な詩的世界をつくりあげた歌人であった。と同時に、鹿児島の地域医療に携わる医師でもあった。
往診のさなか、重い診療鞄を手に掲げて、野の道を歩く作者。(大辻隆弘)
※日本農業新聞2025.03.17第一面より引用掲載させていただきました。
ぬくやかに背筋を日光(ひかげ)ほぐしゆく一本の道野に通りをり 浜田到『架橋』

春の日ざしが背中に降りそそぐ。暖かさを通り越して、もう暑いくらいだ。道を歩いてゆくとじっとりと背が汗ばんでくる。
この歌の作者浜田到は1918年生まれ。形而上学的な思考を現代短歌に導入し、硬質な詩的世界をつくりあげた歌人であった。と同時に、鹿児島の地域医療に携わる医師でもあった。
往診のさなか、重い診療鞄を手に掲げて、野の道を歩く作者。(大辻隆弘)